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静的サイトをブログ村に登録するならNetlifyがオススメ

 ·   3 min read

はじめに

静的サイトをブログ村に登録する場合、Netlify以外のホスティングサービスを使用すると最新記事を取得してくれない可能性がある。

このサイト (Helve Tech Blog) をにほんブログ村 (https://blogmura.com) に登録したが、記事の情報が取得されず、「投稿記事なし」の状態になっていた。
ブログ村のお問合せフォームから問い合わせたが、2週間以上経っても返信がないため、こちらで原因を調査した。

このブログは以下の条件で公開している(2021/6/27現在)。

  • 静的サイトジェネレータHugoのZzoテーマをカスタマイズして使用
  • ローカル環境 (Windows 10) でビルドしている
  • ホスティングサービスはGitHub Pages

また、ZzoテーマではRSSは出力されており、人気ブログランキング (https://blog.with2.net) ではきちんと取得されている。

そのため、ブログ村で記事を取得できない原因として、ブログ村が以下に対応していないことが考えられた。

  • Windows 10で出力したことによる文字コードの違い
  • RSSの形式
  • ホスティングサービス

検証内容

そこで、以下の静的サイトホスティングサービスでブログを公開し、記事を取得できるか確認してみた。

  • Netlify
  • GitHub Pages
  • Vercel
  • Cloudflare Pages

各サービスで条件は以下の通り揃えた。

  • Hugoでビルドする前のソースコードをGitHubにアップロード
  • 各ホスティングサービス上でHugo v0.79.0/extendedを使って自動ビルド
  • ドメインはサービスが提供するデフォルトとする

また、各サービスによってドメインが異なるため、config.tomlbaseURLの値はサービスごとに変更している。

検証結果

各サービスで作成したブログをそれぞれブログ村に登録したところ、Netlifyのみ記事が取得された。
他のサービスでもビルド後のソースコードは基本的に同じはずなので、記事が取得されなかった原因は不明である(各サービスの公開用サーバが、ブログ村のRSS取得を禁止しているとは思えない…)。

まとめ

原因は不明であるが、静的サイトをブログ村に登録したいのであれば、Netlifyを使用することをオススメする。

ただし、Netlifyの無料プランでは公開用サーバがシンガポールにあるようなので、日本国内からのアクセスがやや遅い。
筆者の自宅からNetlifyまでpingでRTTを測定したところ、100ms程度だった(GitHub Pages, Vercel, Cloudflare Pagesはいずれも50ms程度)。

この程度の差にはあまり神経質にならなくても良いと思うが、個人的にはNetlifyで割と遅く感じてしまったので、このブログでは今後もGitHub Pagesを継続したい。

今後の各サービスの仕様変更により、この記事と同じ結果になるとは限らない。
もしくは、今回検証していないホスティングサービス (Firebase Hosting, GitLab Pages, etc.) では最新記事を取得できる可能性があるので、検証された方はコメントいただけると助かります。

参考

静的サイトホスティングサービスの速度比較に関する参考記事

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Helve
WRITTEN BY
Helve
関西在住、電機メーカ勤務のエンジニア。X(旧Twitter)で新着記事を配信中です

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