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HugoブログをGitHub PagesからCloudflare Pagesに移行した

 ·   3 min read

はじめに

このブログは静的サイトジェネレータHugoを使って構築している。
GitHub Pagesで公開していたが、アクセス数が増えて帯域制限に迫ってきたためCloudflare Pagesに移行した。
また、GitHub Pagesの無料プランではパブリックリポジトリを使う必要があり、誤って個人情報を公開してしまう可能性があることも理由である。
この記事は移行の備忘録である。

移行前後の構成は以下の通り。

構成 移行前 移行後
ソースコード GitHub (Private) GitHub (Private)
ビルド ローカル Cloudflare Pages
ホスティング GitHub Pages Cloudflare Pages

なお、ドメインはお名前ドットコムを継続使用した。

ホスティングサービスの無料プラン比較

まず、静的サイトホスティングサービスの無料プランを比較した。ただし、Azure, AWSなどは多機能過ぎて学習コストが高く、今回のブログ構築の目的には合わないと思ったので除外している。

サービス 帯域[GB/月] 自動ビルド
Cloudflare Pages 無制限 500[回/月]
GitHub Pages 100 10[回/時間]
Netlify 100 300[分/月]
Vercel 100 100[時間/月]

比較の結果、帯域制限のないCloudflare Pagesに移行することにした。

なお、これらの中ではNetlifyのサーバは海外にあるため、日本からの応答速度がやや遅い。
Cloudflare Pages・Vercel ・Netlify の違いや使い分けをまとめる - Zenn

移行の手順

GitHub PagesからCloudflare Pagesへ移行した手順を示す。

  1. Cloudflare Pagesでビルドするリポジトリを指定
  2. ドメインの設定
  3. GitHub Pagesの公開停止

以下、詳細を示す。

Cloudflare Pagesのリポジトリ設定

まず、Cloudflare Pagesのアカウントを作成し、GitHubのアカウントと紐づける。次に、Cloudflare Pagesでプロジェクトを作成し、Hugoのソースコードがあるリポジトリを指定する。

このリポジトリを自動ビルドするにあたって、「フレームワークプリセット」をHugoにする。また、環境変数にHUGO_VERSIONを追加し、ビルドするHugoのバージョンを指定する。

Cloudflare Pagesのビルド設定

ドメインの設定

Cloudflare Pagesでカスタムドメインを設定し、Cloudflare DNSを開始する。Cloudflare DNSは無料プランとした。
そうすると、Cloudflareのネームサーバを追加せよと表示されるので、お名前ドットコムでネームサーバを設定する。

お名前ドットコムのネームサーバ設定

Cloudflare Pagesに戻り、ネームサーバをチェックする。カスタムドメインのタブが以下のようになれば、おそらく完了である。

Cloudflare Pagesのカスタムドメイン

通常は1日程待つらしいが、今回は30分も掛からずに移行が完了した。
移行が完了したら、忘れずにGitHub Pagesを公開停止しておく。

参考

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Helve
WRITTEN BY
Helve
関西在住、電機メーカ勤務のエンジニア。X(旧Twitter)で新着記事を配信中です

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