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はじめに
Gitで過去のブランチからコミットを切るには、git checkout -b <新しいブランチ名> <コミットのハッシュ>
を実行します。
使用する場面としては、例えばソフトウェアのバージョン1系列と2系列のように複数バージョンをリリースしており、過去のバージョンを修正するようなケースがあります。
環境:Git for Windows v2.37.2(2)
リンク
過去のコミットからブランチを切る
過去のコミットからブランチを切る例を示します。まず、基準となるブランチにgit checkout <ブランチ名>
で移動します。
コミット履歴が以下のようになっており、バージョン1.1を修正してバージョン1.2にしたいとします。
$ git log --oneline
aaa0004 (HEAD -> main, origin/main) バージョン2.1をリリース
aaa0003 バージョン2.0をリリース
aaa0002 バージョン1.1をリリース
aaa0001 ソフトウェアのバージョン1.0をリリース
このとき、aaa0002
のコミットからver1.2fix
という名前のブランチを切りたい場合、以下を実行します。
$ git checkout -b ver1.2fix aaa0002
実行すると、ファイルの状態がコミットaaa0002
に戻り、ver1.2fix
ブランチに移動します。
また、ハッシュ値はcheckout
の直後に指定することも可能です。
$ git checkout aaa0002 -b ver1.2fix